IN EXTREMO

炎や火花が飛び散るステージ上、3人のバグパイパーを筆頭にハープやニッケルハルパ、ハーディ・ガーディ等の古楽器を武器に、中世ヨーロッパ民族音楽をメタルでぶっ放す!ドイツ最高峰の「中世ヨーロッパ民族メタル」イン・エクストレモ(In Extremo)!結成から約四半世紀の時を経て、遂に日本上陸!

イン・エクストレモは95年にドイツのベルリンで結成された7人組のメディーヴァル・フォークメタル・バンド、もとい「中世ヨーロッパ民族メタル」(「メディーヴァル」とは「中世」を意味する単語なので、Uncleowen風には「中世ヨーロッパ民族メタル」と呼びます)。当時無名だったメディーヴァル・バンドと、同じく無名のロック・バンドが母体となり、中世ヨーロッパの民族音楽に、ロックとメタルを混ぜたこの特殊なバンド、英語では「at the edge」を意味するラテン語の「In Extremo:イン・エクストレモ」が誕生した。メタルのバンドスタイルを基本にしながら、バグパイプ、イーリアンパイプ、ハープ、シターン、ニッケルハルパ、ダラブッカ、そして角笛から、手巻き式弦楽器のハーディ・ガーディまで、数多くのの古楽器を取り入れ、中世から歌い継がれてきたトラディショナル楽曲のカバーから、ゲーテ等の古典文学作品に曲をつけたアレンジ、そして勿論それらの文化から影響を受けて作られたオリジナル楽曲を奏でている。歌詞の言語に関しても様々で、トラディショナル楽曲はそのオリジナル通りのラテン語、ゲール語、フランス語、スペイン語、北欧の言語等、各国の言語で歌い、オリジナル楽曲に関しては主にドイツ語で歌っている。中には8~11世紀頃に使われていた古ドイツ語や、11~14世紀に使われてた中高ドイツ語等の言語も使われており、そのこだわりは徹底的。中世ヨーロッパからの影響は音楽面だけではなく、まるで中世の酒場から出て来たかのような、メンバーのイカした衣装&スタイルにも表れている。なんでも初期はヴァイキング・メタルのような中世の戦士の格好をしていたことから「騎士ロック(Ritter Rock)」とも呼ばれていた。ドイツではこのイン・エクストレモをはじめ、Subway to Sally、Schandmaul、そしてフィドラーズ・グリーン(Fiddler’s Green:お互いのアルバムやライブにもメンバーがゲスト参加している)らと共に、大所帯の民族楽器隊バンドたちで巨大なシーンを形成している。今や日本のお茶の間にまでその名が広まったドイツ北部の村祭り的メタルフェス「ヴァッケン・オープン・エア(W.O.A.)」には中世ヨーロッパの世界を再現したエリア「ヴァッキンガー・ヴィレッジ」内に、このメディーヴァル・メタルや、ヴァイキング・メタルのバンドのみが出演するステージ「ヴァッキンガー・ステージ」が常設され、ドイツのナショナルチャートでは、イン・エクストレモをはじめ、多くのメディーヴァル・メタルのバンドがトップ10内にチャートインしているという超常現象も起こしている。中でもイン・エクストレモは最も商業的に成功したバンドとして知られ、本国では現在までに150万枚以上のCD売上を誇っている。更にドイツの「メディーヴァル:中世」事情を知りたい方は、フィドラーズ・グリーンのライナーノーツも担当してくれている奥村裕司氏の著書『詳説ジャーマン・メタル』(シンコーミュージック・エンタテイメント)を是非とも読んでみて下さい。

現在のメンバーは下記の7人。
ミヒャエル・ロベルト・ライン(ダス・レツテ・アインホルン:ヴォーカル、シターン)
マルコ・エルンスト=フェリックス・ツォルツィツキー(フレックス・デア・ビーグザーメ:バグパイプ、ハーディ・ガーディ)
カイ・ルッター(ディー・ルッター:ベース、トロンバマリーナ、ティンパニ)
アンドレ・シュトゥルガーラ(ドクトル・ピモンテ:ハープ、バグパイプ、ダルシマー)
ボリス・プファイファー(イエロー・プファイファー:バグパイプ、管楽器、ニッケルハルパ)
ゼバスティアン・オリヴァー・ランゲ(ファン・ランゲ:ギター、ヴォーカル、シターン)
フローリアン・シュペックアルト(シュペッキ・T・D:ドラムス、パーカッション)

それぞれにステージネームがあり、英語では「ザ・ラスト・ユニコーン」という意味のダス・レツテ・アインホルンことミヒャエル・ロベルト・ライン(ヴォーカル、シターン)を筆頭に、ステージ上で逆立ち等アクロバティックな動きも武器とすることから「超柔軟性」を意味するフレックス・デア・ビーグザーメことマルコ・エルンスト=フェリックス・ツォルツィツキー(バグパイプ、ハーディ・ガーディ)、その通り「ザ・ルッター」を意味するディー・ルッターことカイ・ルッター(ベース、トロンバマリーナ、ティンパニ)、自らバグパイプの製造も行っているドクトル(ドクター)・ピモンテことアンドレ・シュトゥルガーラ(ハープ、バグパイプ、ダルシマー)、「黄色いバグパイパー」を意味するイエロー・プファイファーことボリス・プファイファー(バグパイプ、管楽器、ニッケルハルパ)、「長き者」を意味するファン・ランゲことゼバスティアン・オリヴァー・ランゲ(ギター、ヴォーカル、シターン)、ヴァイオリン、チェロといったストリングスをフィーチャーしたドイツのメタルバンドLetzte Instanzの元メンバーのシュペッキ・T・Dことフローリアン・シュペックアルト(ドラムス、パーカッション)と、個性豊かな顔ぶれが揃っている。各自の担当楽器は上記のみに収まらず、ヴォーカルのミヒャエルに関してはシターン、ダラブッカ、ダヴル、バグパイプ、ギター、ピッコロ、ハーモニカ等も駆使して歌う等、メンバー全員がメインに担当している楽器以外にも他の楽器を演奏出来る、芸達者たちの集まりでもある。

今までに12枚のオリジナルアルバムをリリースしており、2017年には全40曲収録された2枚組のベストアルバムをリリースした。

2019年10月、盟友のフィドラーズ・グリーンと共に、ずっと「不可能」と言われてきた初のジャパンツアーを開催する。


Members:

ミヒャエル・ロベルト・ライン(ダス・レツテ・アインホルン:ヴォーカル、シターン)
マルコ・エルンスト=フェリックス・ツォルツィツキー(フレックス・デア・ビーグザーメ:バグパイプ、ハーディ・ガーディ)
カイ・ルッター(ディー・ルッター:ベース、トロンバマリーナ、ティンパニ)
アンドレ・シュトゥルガーラ(ドクトル・ピモンテ:ハープ、バグパイプ、ダルシマー)
ボリス・プファイファー(イエロー・プファイファー:バグパイプ、管楽器、ニッケルハルパ)
ゼバスティアン・オリヴァー・ランゲ(ファン・ランゲ:ギター、ヴォーカル、シターン)
フローリアン・シュペックアルト(シュペッキ・T・D:ドラムス、パーカッション)


<OFFICIAL HP>


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